パニック障害と過呼吸(過換気症候群)

パニック障害と過呼吸

過呼吸によるパニック発作

過呼吸(過換気症候群)によるパニック発作が複数回起こり、発作の予期不安に悩まされるようになるとパニック障害となります。

過呼吸が起こる原因

このパニック発作の原因は過呼吸による脳の酸素不足から生じるものですが、そもそも過呼吸が起こるのは不安やストレスを潜在的に抱えていることが原因です。

不安やストレスを抱えていると、発作的に呼吸が早く深くなることがあります。

すると、血液中の酸素濃度が一気に上昇し、二酸化酸素濃度は急低下します。

そうなると、逆説的ですが、脳に酸素が行き届かなくなり、酸欠状態を引き起こすということが起こるのです。

過呼吸が起こるプロセス

それはどうやって起こるのかというと、血液中の酸素濃度が急上昇すると、脳の動脈が収縮します。

そして、脳への血流が低下するため、体内は酸素であふれているのに、脳には酸素が欠乏しているという状況が発生するのです。

脳は酸素不足なので、生理的に酸素を取り入れようとします。

苦しいので、酸素をもっと取り入れようと、呼吸をたくさんしようとします。

それが過呼吸になります。

そして、過呼吸になればなるほど、脳に酸素が行き届かなくなるので、ますます苦しくなります。

つまり、過呼吸が症状を余計悪化させています

めまいは、脳の酸素不足から起こります。

また、脳の酸素不足から、ひどい息苦しさを感じます。

あまりの息苦しさから、「このまま死んでしまうんじゃないか」と感じて、パニック状態になるわけです。

脳の酸素不足は自然に治まる

但し、「パニック障害の症状」で書いたとおり、死に結びつくわけではなく、身体に永続的なダメージを与えるわけではありません。長くても1時間以内には治まります。

症状を抑える方法

早く症状を抑えたい場合は、血液中の酸素濃度を低くする(二酸化酸素濃度を高める)ことです。

過換気症候群の原因は、血液中の酸素濃度の上昇ですから、これを低下させるのが症状を抑える最も効果的な方法です。

息をしばらく止めてみたり、紙袋の中で呼吸するのがよいでしょう。

但し、このメカニズムの知識がないと、一見、逆効果の方法をやっているようなので難しいかもしれません。

酸素不足で酸素を欲しがっているのに、息を止めるのは、それが有効であるという知識と、実際にやってみて効果を感じるという経験がない限り、なかなかできないと思います。

まずはゆっくりとした呼吸に切り替えることを意識してみるとよいでしょう。
それだけでも症状が治まってきます。

根本原因はストレス

パニック発作が過換気症候群のケースでも根本の原因はストレスです。

ストレスが呼吸過多を引き起こすため、根本原因を取り除く必要があります。

パニック発作が起こったときに抱えていた精神的な問題、ストレスを取り除くことが過呼吸を防ぐためには重要です。

また、脳の酸素不足は、脳への血流障害から起こるため、首や肩、背中などの血流が悪いと、パニック発作も起こりやすくなります。

首や肩や背中がひどくこっている場合は整体やマッサージもオススメです。

適度な運動もよいでしょう。

但し、こりの根本原因はストレスです。

同じ姿勢をずっと取り続けている物理的なストレスもありますが、精神的なストレスからこりが生じていることが多いです。

慢性的なこりであれば、特に精神面のストレスが影響しています。

EFTマトリックス・リインプリンティングは、身体の症状から精神的なストレスを特定し、精神的なストレスを解放することで身体の症状を和らげ、脳の酸素不足を未然に防ぐことができます。

パニック障害の関連記事もご覧ください

パニック障害の症状

2016.08.04

パニック障害の原因

2016.08.04

パニック障害とうつ病

2016.08.04

パニック障害の克服法

2016.08.04

ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら