パニック障害とうつ病

パニック障害とうつ病

パニック障害の多くがうつ病

「パニック障害の症状」で書いたようにパニック障害の人の多くがうつ病を併発しています。

パニック障害の症状

2016.08.04
パニック障害の患者の4~8割がうつ病であるといわれています。

パニック障害の人がうつ病を併発しやすい理由

なぜ、パニック障害の人はうつ病を併発しやすいのでしょうか。

それに関しては、「不安障害とうつ病との関係」を見ていただきたいと思います。

不安障害とうつ病との関係

2015.07.27

うつ病とは

うつ病は、気分や意欲、判断力が低下する症状です。

気分が落ち込んだり、悲しくなったり、不安になったり、落ち着かない、イライラなどの症状があります。

うつ病の原因は諸説ありますが、私が一番しっくりきている考え方が、心のエネルギーの枯渇が主要因であるという仮説です。

心のエネルギーが枯渇すると、身体は生命の危機を感じます。

身体の防衛反応として、心身の活動をストップさせます。

脳内神経物質の分泌が抑えられます。

結果的に、気分や意欲、判断力の低下が起こり、これ以上心のエネルギーを消費させないようにします。

この強制的に起こる身体の英知に抵抗して、無理にがんばろうとすればするほど症状の悪化につながり、重症の原因になります。

パニック障害の人が心のエネルギーを枯渇しやすい理由

では、どうしてパニック障害の人が心のエネルギーを枯渇させやすいかというと、思考でグルグルのときほど心のエネルギー消費量は多いからです。

パニック障害の人は、予期不安を抱えています。

一日のうち、不安に思っている時間が長いのです。

不安というのはまさに思考でグルグルの状態です。ネガティブな思考が次から次へと湧いてきて、それにとらわれている状態です。

不安を抑えるには大きなエネルギーが必要

不安があると、当たり前ですが、それを抑えようとします。

誰だって不安を感じたくないですから、それを無意識に抑えようとします。

潜在的にある不安を抑えるには、それ相応のエネルギーが必要です。

つまり、何もしていなくても、不安を抑えることに心のエネルギーを使うので、心のエネルギー不足が起こりやすいのです。

仮に家で休んでいて、身体を動かしてなくとも、心のエネルギーは消費されます。

但し、心と身体のエネルギーはリンクしているため、身体を休ませるほど、心のエネルギーも補充されます。

パニック障害が克服できればうつ病も克服できる!?

パニック障害に見られるうつ病を「パニック性不安うつ病」と呼ぶこともあるようですが、心のエネルギー枯渇説の立場をとるなら、パニック障害が克服できて、予期不安や広場恐怖がなくなれば、うつ病も克服できる可能性が高いということです。

エネルギーワークを行う場合の注意

但し、パニック障害を克服する過程で、私がやっているEFTなどのエネルギーワークを行う場合、うつ病でエネルギーレベルが低下しているときは、エネルギーワークを行う前にエネルギーを回復する必要があります。

エネルギーワークは、エネルギーを消費するので、心のエネルギーが枯渇している人は不向きです。

特にパニック発作のトラウマにワークする場合は、そこも考慮しておく必要があります。

エネルギー補充のワークを先にやることも

そういうケースでは先にエネルギーを補充するワークをやったり、ヒーリングやマッサージ、アロマなどのリラックスできるものを先にやっていただくことを勧めたりしています。

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ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら