向精神薬を飲む子ども

向精神薬子ども

クローズアップ現代の特集です。

動画「向精神薬を飲む子ども」

内容について気になった点を抜粋します。

  • 薬物の開始年齢は就学前が39%、小学校低学年が36%と小学校低学年までが7割を超える。
  • 成長過程にある子どもたちに処方される薬は子どもへの治験が難しいということなどから子どもが服用した場合の影響についてほとんど解明されていない。
  • またどのくらいの量が適量なのかも明らかにされていない。
  • 子どもへの安全な基準がないまま、精神科を受診する子どもに対して精神安定剤や睡眠薬などがときに多量に処方されている。
  • 薬は脳や全身の臓器すべてに影響を与える。特定の部分だけに影響を与えられるわけではない。副作用は避けられない。
  • 副作用を避けるために断薬するときには薬の離脱症状があり、苦しい体験が起こることがある。
  • 問題行動の背景にある心の問題を見ていく必要がある。薬は単に問題行動を押さえようとするだけ。
  • 12歳くらいまでの子どもは、よほど生命の危機にあるとか生活が危ないという数パーセントの子どもを除けばほとんどが薬なしで問題を乗り越えていけると考えている(精神科医、石川憲彦)。
  • どうしても薬を使うときは、最低限、最小期間、できる限り副作用をしょっちゅう確かめながらやっていくことが必要。

動画を見ての感想

抗うつ薬や抗不安薬といった薬は、必ず副作用があります。

大人であれば、治験(治療の臨床試験)によって副作用がある程度分かっていますが、子どもは治験できないのでどれだけ副作用があって、肉体的・精神的成長にどこまで影響するかが分かっていません。

それなのに薬物を投与されているというのは驚きです。

動画の最後に精神科医の石川憲彦医師が話していたように、どうしても薬を使わざるを得ないときは、副作用を確かめながら、最低限、最小期間の服用にすべきだと思います。

そもそも、子どもの問題行動は、何らかの心の問題があるケースが圧倒的で、脳内化学物質をコントロールすることで問題解決しようとする試みこそ無理があります。

そして、前の記事で紹介したように、脳内化学物質とうつなどはまったく関係がないという実験データも数多くあるのです。

精神薬の薬害について

2015.10.28

子どもに対しては特にデリケートに扱わないといけないと感じます。

ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら