強迫性障害の症状を克服するだけでは根本的な解決にならない

160803

強迫性障害の原因」で説明しましたが、私が考える強迫性障害の主原因は、心の奥にある見たくないものを回避するために、強迫観念が自然に起こっているということです。

強迫性障害の原因

2015.07.26
そして、その強迫観念を打ち消す行為「強迫行為」を繰り返すことで、強迫観念自体がどんどん強くなり、強迫性障害の症状がどんどん強くなります。

重要な3つのこと

ここで大切なことは3つ。

  • ①単に強迫性障害の症状が治まったとしても、根本にある心の奥の見たくないものがそのままであれば、また別のフタが必要になってくるということ。
  • ②心の奥にある見たくないものに向き合って、そこを問題ないものにすることが根本的な解決方法であること
  • ③強迫性障害の症状が長引くことで、当初はフタの行為だった強迫観念が暴走し、それ自体がもっと苦しいものになっていくこと

症状だけに焦点を当てるだけでは不十分

医療機関では症状だけに焦点を当てて、症状の改善を目指します。

でもそれでは不十分です。

強迫観念が起きた原因を探る

なぜ強迫観念が起きたかということにまでアプローチしていく必要があります。

強迫観念を起こしてまでフタをする必要があったそのストレスは何かということを探っていきます。

それは一過性の大きなトラウマであるかもしれませんが、多いケースはストレスの積み重ねです。

継続的に嫌なことが起こり、我慢を重ね、ストレスがたまっていき、それを抑えるために何らかのフタが必要になってきます。

フタはいろんなものがあるのですが、その人の個人的な資質や状況などから強迫観念が都合のよいフタになったのだと推測しています。

つまり、ストレスの中身とストレスが生まれる元となった原因にまでアプローチしていく必要があります。

ストレスの中身とは、抑圧されたさまざまなネガティブな感情です。

カウンセリングでそこまで踏み込んで、ストレスの中身とストレスが生まれる元となった原因まで解消していきます。

原因を癒す

ストレスの中身の解消はセラピーを使います。
私はEFTやマトリックス・リインプリンティングを使っています。

強迫性障害の克服法(EFT,MR)

2015.07.31
ストレスが生まれる元となった原因は多岐にわたります。

ここを解消するには、かなりの知識や経験が必要になります。

その人が幼いときに身に着けた考え方や価値観にまでメスを入れるために、セラピーを使って幼少期の体験を癒していくことがほとんどです。

強迫性障害の症状も癒す

これに加えて、強迫性障害の症状自体にもメスを入れていきます。

当初はフタの役割でしたが、フタ自体が暴走してしまっている状態なので、そこにもアプローチしていく必要があります。

強迫性障害の克服はかなり時間が必要

そのため、強迫性障害の克服はかなりの時間を要すことがお分かりだと思います。

しかしながら、この知識を押さえておけば、やることは単純なので決して難しいことではありません。

理にかなった方法だときちんと結果が出ます。

ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら