恐怖症の原因

恐怖症原因

恐怖症の原因

恐怖症になる原因はいくつかあり、ハッキリ原因が特定できないものもあります。

一番大きな原因は精神的ショック、いわゆる「トラウマ(心の傷)」です。

分かりやすい例で言えば、子どものころ犬に襲われた経験があり、それがトラウマとなり、それから犬を見ると怯えるようになったとか、対人恐怖症で言えば、学校でいじめにあって、それがトラウマとなり、それから人と接するのが恐くなったなど、トラウマが原因となっているケースです。

トラウマとは

トラウマとは、心理的に耐えられないような体験によって、心の傷となってしまうことです。

心的外傷とも呼びます。

トラウマを思い出すと、そのときの感情がよみがえり、心身ともに苦しくなります。

心のキャパシティに耐えきれないときトラウマとなる

私たちは、心の器、容量があります。

少しくらいの恐い経験なら、自分の心の器に収まるため、トラウマになることはありません。

しかし、自分の心の器を超えた恐怖を体験した場合、精神的に耐えられず、身体は防衛反応として、その記憶を隔離します。

ひどいトラウマであれば、その記憶にアクセスできないようにします。

過去に性的虐待を受けた事実があっても覚えていないケースなどです。

しかし、記憶にアクセスできなくても感情は出てきます。

性行為に対し、なぜか嫌悪感が出たり、男性に嫌悪感を感じたりします。

男性全般に感じることもあれば、性的虐待をした男性の特徴が「ひげを生やしていた」場合、ひげを生やしている男性に対して感じるケースもあったりします。

人によってどんな場面や状況に反応するかは異なります。

その他の原因

恐怖症の原因は、生まれつきの性格も影響しています。

たとえば、対人恐怖症の場合、元々内向的で、対人関係を構築するスキルが低い人の場合、対人関係で恐怖や不安を感じるハードルが低いために、トラウマを作りやすくなります。

また、脳の神経伝達物質が恐怖症の発症にかかわっているとも言われています。

脳内の神経伝達物質であるセロトニンなどのバランスの乱れが恐怖や不安を強めているという説や、脳の扁桃体が過剰反応しているという説もあります。

原因不明の場合も実はトラウマが原因のことが多い

トラウマの出来事がハッキリ分かっている場合は、原因が特定できます。

たとえば、高い場所で恐怖経験があって、高所恐怖症になったとか、蛇を見て、怖い体験をして以来、蛇が恐くなったとかです。

でも、なぜか分からないけれど、この虫や食べ物などが恐いというケースがあります。

原因に心当たりがないのに恐怖症を発症しているケースです。

この場合も実はトラウマが関係している可能性が高いのです。

たとえば、急に会社が倒産し、精神的なショックを受けたとします。

ショックを受けているときに食べた食べ物に対し、恐怖症を発生することがあります。

あるいは、ショックを受けたときにたまたま虫を目にし、その虫に対して恐怖症を発症したりします。

トラウマとは全く関係ないのですが、脳がトラウマと回路を結びつけ、意味のないリンクをしています。

すると、その食べ物や虫、物などを見ると、トラウマのときに受けたストレス反応が蘇るため、心の傷がうずくのです。

そのため、なぜか分からないけれど嫌な思いに悩まされることになり、恐怖症となるのです。

次は恐怖症の一覧をご覧ください。

恐怖症の一覧

2015.07.27

ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら