不安障害の種類

不安障害は下記記事「不安の病気について」でアメリカ精神医学会による心の病気16分類に分けられたものの1つになります。

本サイトのテーマになります。

不安の病気について

2015.07.23

不安障害とは

不安障害とは、はっきりした理由がないのに不安が起こったり、あるいは理由があってもそれに不釣り合いなほど強い不安が起こり、いつまでも続く症状です。

かつて不安神経症と呼ばれていましたが、国際疾病分類では「神経症」という用語は正式な診断名として使われなくなっています。

不安障害はいくつかの種類に分けられます。

不安障害の種類

種類 内容
全般性不安障害
(旧:不安神経症)
理由が明確ではない不安が長期間続き、心と身体に症状が現れる。
かつては「不安神経症」と呼ばれていた。
ちなみに「不安神経症」は1980年に米国精神医学会の診断基準で「全般性不安障害」と「パニック障害」に分けられた
参考サイト「不安障害克服総合情報サイト
恐怖症 何かに対して異常な恐怖を見せる症状
大きく「対人恐怖症」と「特定の恐怖症」に分けられる
参考サイト「対人恐怖症克服情報サイト」「恐怖症克服情報サイト
社交不安障害(SAD)
(旧:社会不安障害)
=社会不安障害=社会恐怖症=対人恐怖症
本サイトでは「対人恐怖症」と呼ぶ
参考サイト「対人恐怖症克服情報サイト
対人恐怖症 特定の社会的状況や社交場面に対して恐れや不安を抱く
「視線恐怖症」「あがり症」「赤面恐怖症」「醜形恐怖症」「電話恐怖症」「自臭症」「男性恐怖症」「女性恐怖症」などがある
参考サイト「対人恐怖症克服情報サイト
特定の恐怖症 高所恐怖症、尖端恐怖症、虫恐怖症、飛行機恐怖症など、特定のものに対する恐怖症
参考サイト「恐怖症克服情報サイト
広場恐怖症 すぐに逃げられないような状況や場所に追い込まれることに対する不安
パニック障害で多く起こる症状
参考サイト「不安障害克服総合情報サイト
パニック障害
(旧:不安神経症)
突然起こる激しい動機や震え、息苦しさ、めまいといった身体の異常によって、強い不安感に襲われるもの。この発作がパニック発作。
パニック発作が何度か起こると将来の発作に対する強い恐怖感や不安感が生まれる(予期不安)。予期不安が起こると、大勢の人が集まる場所やすぐに逃げられない状況を避ける行動を取る(広場恐怖)
参考サイト「不安障害克服総合情報サイト
強迫性障害
(旧:強迫神経症)
頭では不合理だと分かっていながらも、不安が頭から離れず、同じ行動を繰り返してしまう。強迫観念とそれを打ち消す強迫行為のセットで起こる
例えば、鍵をかける→「ちゃんとかけたかな」と不安になる(強迫観念)→確認する(強迫行為)→かけたにもかかわらずまた不安になる→確認→…何度も繰り返す。
かつては「強迫神経症」と呼ばれていた。
アメリカ精神医学会の最新の分類(DSM-5)では不安障害の一つではなく、不安障害と並ぶ大項目となったが、本サイトでは不安障害の一つとして扱う
参考サイト「強迫性障害克服情報サイト
ストレス障害 「急性ストレス障害」「心的外傷後ストレス障害」「適応障害」の3つに分類される。
全2者の違いは症状の持続期間。急性ストレス障害は4週間以内に自然治癒する。心的外傷後ストレス障害はそれ以上続き、多くは1年以上症状が続く。また、この2つに起こるストレスレベルは生死にかかわるような極度のストレス。一方、適応障害のストレスレベルは大小様々である。
参考サイト「トラウマ(PTSD)克服情報サイト
心的外傷後ストレス障害(PTSD) 災害、事故、戦争、犯罪、虐待、強姦、体罰などの命の安全が脅かされるような出来事(トラウマ:心的外傷)によって強い精神的衝撃を受け、何度もそのことを思い出したり、悪夢にうなされたり、不安や緊張の強い状態が続くストレス障害。
アメリカ精神医学会の最新の分類(DSM-5)では不安障害の一つではなく、不安障害と並ぶ大項目となったが、本サイトでは不安障害の一つとして扱う
参考サイト「トラウマ(PTSD)克服情報サイト
急性ストレス障害 トラウマ(心的外傷)を経験し、何度もそのことを思い出したり、悪夢にうなされたり、不眠や不安、緊張などが強く現れ、数日から4週間以内に自然治癒する一過性のストレス障害。
それ以上続く場合は心的外傷後ストレス障害(PTSD)である
参考サイト「トラウマ(PTSD)克服情報サイト
適応障害 ストレスによって、日常生活や社会生活に障害が起き、生活に不具合が起こるストレス障害。
精神面では不安や抑うつ、自信や集中力の低下などが起こり、身体面では倦怠感、動悸、緊張、怒り、不眠、食欲不振などが起こる。
生死に関わるような強大なストレスに限らず、対人関係や仕事のトラブルなどもストレス因子の一つになる。
ストレス体験後3か月以内に症状が起こり、ストレス消滅後6か月以内で症状がなくなる。
参考サイト「トラウマ(PTSD)克服情報サイト

また、それぞれの症状の詳細と原因のリンクも貼っておきます。
ご参考ください。

不安障害とうつ病との関係についても見ていきましょう。

不安障害とうつ病との関係

2015.07.27

ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら