EFT(感情解放テクニック)

EFTとは

EFTはEmotional Freedom Techniquesの頭文字を取ったものです。

「イーエフティー」と発音します。

日本語に訳すと「感情解放テクニック」です。

文字通り、EFTは感情を解放するテクニックです。

EFTは1996年にアメリカのギャリー・クレイグがTFTを基に開発したテクニックです。

ギャリーはキャラハンのTFTを学び、改善し、簡略化しました。

EFTがTFTより優れた点

EFTがTFTよりも優れた点は、やりかたが圧倒的に簡単という点です。

TFTは患者の症状ごとにツボを叩く位置と順番を変え、筋反射を使った入念な診察が必要ですが、EFTはどんな症状に対しても、ツボを叩く位置と順番は一定です。

また、筋反射テストも行う必要がありません。

手順がシンプルで所要時間も圧倒的に短いのです。

EFTの理論

EFTを簡単に説明すると、身体の数か所のツボを指で複数回トントンと叩くだけのテクニックです。

東洋医学では、身体はエネルギーが流れていると考え、エネルギーの流れる筋を「経絡」と呼び、経絡上に現れる反応点を「ツボ」と呼びます。

EFTで行うタッピングは、ツボをトントンと叩く行為ですが、ツボを刺激することによって、エネルギーのバランスが整い、ネガティブな感情が流れるとされています。

EFTはエネルギーセラピーの一つです。

エネルギーセラピーとは、肉体や思考、感情をすべてエネルギーとみなし、エネルギーレベルで感情や思考を変化させることで、肉体や人生に影響を与えるセラピーテクニックです。

恐怖症には特に効果的です。

EFTの成功率

EFTの成功率は、はじめて自分でやる場合は5割程度だと言われています。

しかし、熟練したセラピストがやれば成功率は95%に達すると言われています。

EFTのやり方

こちらのページ「EFTのやり方」に詳しいやり方の動画と文字解説があります。

恐怖症に対するEFTの進め方

  • 1.取り除きたい恐怖症を選びます
  • 2.その問題についてどのような感情や感覚があるかを思い浮かべます
  • 3.その中から解放したい感情や感覚を一つ選びます
  • 4.その感情(感覚)の大きさを計ります
  • 5.セットアップを行います(空手チョップポイントを叩きながらフレーズを唱える)
  • 6.タッピングを行います(14か所のポイントを叩きながらフレーズを唱える)
  • 7.現在の感情(感覚)の大きさを計ります
  • 8.感情がなくなるまで5~7を繰り返します

EFTの欠点

EFTに大きな副作用はありませんが、のどの渇きと眠気が報告されています。

水を十分取ることが推奨されています。

EFTなどのエネルギーセラピーは単純な作業内容の割に、エネルギーを消費するので、疲れやすいようです。十分な睡眠をとることをオススメします。

EFTをやっても効果が上がらない原因

EFTは簡単な手順であるものの、初心者の成功率は低くなっています。

EFTをやっても効果が上がらない原因は以下の通りです。

  • 問題のテーマが大きすぎる。テーマを絞りきれていない。
  • 問題のアスペクトを拾いきれていない。もっと他に感情が残っている。
  • やり残している記憶や感情がある。
  • セットアップフレーズが不適切。具体的でない。
  • リマインダーフレーズが不適切。感情の言葉を使っていない。
  • 無意識の抵抗がある。その問題を解決しないことのメリット、感情を解放しないことのメリットがある。
  • ネガティブな感情や思考と強く同化している。

この中でもよくあるのが、アスペクト(様相)の問題です。

実は問題は一つであることは少なく、複数の枝に別れた問題があり、これをアスペクトと呼びます。
たとえば、エレベーターに乗るのが怖いという問題があったとします。

これは、高いところへの恐怖、狭いところの恐怖、落ちることへの恐怖、コントロールできないことへの恐怖など、複数のアスペクトがあります。

単に「恐怖」とひとまとめにはできないのです。

EFTは、手順は非常に簡単とはいえ、とても奥が深いもので、EFTの本を読むだけでは難しいと思います。

似て非なるEFTが広まっている

ギャリーはEFTを普及させることを優先し、やり方についてはかなりコントロールを緩めていました。

そのため、世界中に改良版のEFTが広まっています。

EFTの名前を使っているものの、似て非なるものもあり、もはやオリジナルとは全く違うものが数多くあります。

日本で最も認知度が高く、広まっているEFT-JapanのEFTは独自での改良が大きく、それはそれでよいものだと思いますが、実はオリジナルとはかなり違っています。

EFTを学ぶには

EFTを本格的に学ぶのなら、JMETをオススメします。

JMETは世界のスタンダードである創始者のEFTをレクチャーしており、欧米で最も権威がある団体のプログラムに準じたコースを提供しています。

私はJMET認定EFTトレーナーで、JMET認定EFTプラクティショナーになれる講座を開催しています。

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ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら