全般性不安障害の症状

全般性不安障害とは

全般性不安障害(Generalized Anxiety Disorder、GAD)とは、理由が明確でない不安が長期間続き、心と身体に症状があらわれるものです。

かつては不安神経症、ノイローゼの名称

かつては「不安神経症」と呼ばれていましたが、1980年に米国精神医学会の診断基準で「不安神経症」は「全般性不安障害」と「パニック障害」に分けられました。

また、かつては「ノイローゼ」とも呼ばれていました。

全般性不安障害の患者数はパニック障害の患者数より断然多い

全般性不安障害の患者数はパニック障害の患者数より3~4倍多いとされています。

全般性不安障害は慢性の不安症状が長く続く

パニック障害は急性・突発性の不安症状が特徴ですが、全般性不安障害は慢性の不安症状が長く続くのが特徴です。

全般性不安障害は女性の方が発症率が高い

全般性不安障害は任意の12か月間で成人の約3%に発生し、女性の発症率は男性の約2倍となっています(メルクマニュアル医学百科)

若い女性に多くみられます。

全般性不安障害の特徴

全般性不安障害の特徴は、以下のようになります。

全般性不安障害チェック

  • 学校や仕事などたくさんのことについて極度の不安や心配を抱えている。原因も一定ではない。
  • 上記の状態が6か月以上続いている
  • 不安や心配がない日よりある日の方が多い
  • 不安や心配を自分でコントロールするのが難しい
  • 次の症状がみられる
  • 不安で落ち着かない
  • 不安で緊張している
  • 不安で過敏になっている
  • 不安でイライラする
  • 不安で筋肉が緊張している
  • 不安で眠れない
  • 不安で集中力がない
  • 不安で疲れやすい

身体症状

身体症状としては、筋肉の緊張、肩こり、めまい、動悸、吐き気、頭痛、疲れやすい、しびれ、息苦しさ、震え、もうろうとする感じなどが見られます。

病院で検査しても原因が見つからない

身体症状の異常から病院で検査をしても症状の原因になるような身体疾患は見られません。

うつ病を併発することも

不安が続くことで、うつ病を併発することも多く見られます。

不安障害とうつ病との関係

2015.07.27
全般性不安障害の患者の6割以上はすでにうつ病を併発しているか、または将来発症すると言われています。

日常生活に大きな支障をきたすが克服可能

絶えず強い不安感に苦しめられると、心も身体も調子を崩してしまい、日常生活に大きな支障をきたしてしまいます。

単なる心配性であれば、「心配性」とか「神経質」で片づけられますが、それが身体の異常にも現れ、日常生活に支障をきたすようであれば、心配性や神経質の範疇を超えています。

性格というよりも心の病気であり、それゆえ克服は十分可能です。

全般性不安障害の原因、克服法もご覧ください

全般性不安障害の原因

2015.08.07

全般性不安障害の克服(治療)法

2015.08.08

ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら