パニック障害の原因

パニック発作の原因

パニック発作(パニックアタック)が起こる原因は、過労やストレスなどが関係しているといわれています。

脳内の神経物質であるノルアドレナリンの量が過剰になり、身体の防衛反応が過剰に働き、動悸などの症状を起こします。

パニック発作が起こるメカニズム

もし、何か身の危険を感じたとします。

遠くで刃物を持っている人に気づいたとします。

すると、瞬時に身体は緊急モードに入り、逃げることができます。

「闘争・逃走反応(fight-or-flight response)」と呼ばれる恐怖・急性ストレスへの反応です。
一気に神経状態を変化させます。

自律神経である交感神経が一気に優位になって、心臓の鼓動や呼吸が早くなります。

パニック発作は特に緊急モードに入る理由がないのに、突然緊急モードに切り替わる症状です。

なぜ緊急モードに入るのか?

なぜ、理由もなく緊急モードに入るのかは詳しいことは分かっていません。

脳の神経伝達システムの異常が関わっているという説もあります。

また、過呼吸(過換気症候群)もパニック発作の一つです。

過呼吸によって、逆説的ですが、脳が酸素不足を起こし、めまいや息苦しさなどを感じます。

過換気症候群の原因はストレスだと言われています。

パニック発作の誘発原因

また、下記のようなものもパニック発作の誘発原因とされています。

  • コーヒー(カフェイン)
  • タバコ
  • アルコール
  • 咳止め薬
  • 経口避妊薬
  • 覚せい剤
  • 低血糖
  • 疲労
  • 睡眠不足

また、パニック発作が起こった後での予期不安や広場恐怖につながる過程においては、元々の不安傾向も要因の一つです。

その他の関連要素

  • 神経質、完璧主義、内向的な性格
  • ネガティブ思考の考え方
  • 遺伝的要因
  • 過去のトラウマ(心の傷)

なども関係しているでしょう。

パニック発作が起きたからといって必ずしもパニック障害になるわけではない

仮にパニック発作が何らかの原因で起こったとしても必ずしもパニック障害になるとは限りません。

「またパニックが起こったらどうしよう」という不安の程度は、個人差があります。

元々、細かいことでも不安に思いやすい人ほど、不安感は強くなります。

そして、パニック発作を異常で恥ずかしい思うほど、広場恐怖につながります。

パニック発作を起こす自分を受け入れられない度合いが高いほど、パニック障害になりやすいのです。

心の病気=異常で劣っている、と捉えると苦しいです。

自己価値の低さも原因の一つ

自己価値が低いこともパニック障害の原因の一つです。

元々の自己価値が低いため、少しでも自己価値の低下につながるようなことが耐えられません。

また、他人の目を必要以上に気にするため(他者評価=自己評価となっている)、他者から「変な人」「病人」「異常な人」と見られることを恐れます。

そのため、パニック発作を必要以上に気にし、それが予期不安につながり、広場恐怖にもつながります。

パニック発作の偏見をなくすこと

パニック発作は10人に1人が起こっている極めて普通の出来事であり、また、発作自体は生命の危機につながるものではありません。

発作に対して、効果的な対処法を取ることができれば、発作も恐くなくなります。

周りの偏見もあると思いますが、自分自身が病気に対する偏見をなくすことが先決です。

そもそも、パニック障害であろうが、他の不安障害であろうが、うつ病であろうが異常なことではありません。

重度の精神病といわれる人格障害や統合失調症も同様です。

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ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら