パニック障害の克服法

パニック障害の克服をサポートしている人たち

パニック障害克服のサポートをしているグループを分けると大きく2つに分けられます。

1)精神科、メンタルクリニック、心療内科、関連カウンセリング
2)民間カウンセラー、セラピスト

医療機関での治療

1)ではパニック障害の正しい知識を知ってもらうための心理教育がはじめに行われます。

そして、治療には薬物療法と心理療法が併用されるのが一般的です。

基本は薬物療法が中心で、薬物療法だけのところも多く見られます。

特にパニック発作が頻発している急性期の間は、薬物療法が重点的に行われます。

薬物療法

薬物療法では一般的に抗うつ薬のSSRIが処方されます。

薬物の種類については「薬物療法」をご参考ください。

SSRIによってパニック発作と予期不安を抑えていきます。

SSRIは遅効性の薬で、服用して2週間~2か月後に効果が現れます。

その間は、即効性の抗不安薬を併用することが多いです。

抗不安薬は即効性がある一方、副作用がSSRIに比べて強く、また、依存性の問題もあります。

薬物療法は、効果が現れたら終わりというわけではありません。

基本的に1~2年は服用を続ける必要があります。
そのため、薬物療法での治療は2~3年を覚悟する必要があります。

心理療法(セラピー)

心理療法は認知行動療法と自律訓練法が行われることが多いです。

認知行動療法についてはこちら(認知行動療法)のページをご覧ください。

曝露療法

パニック障害では認知行動療法の曝露療法(エクスポージャー)が多く使われます。

恐怖を感じる場所へ徐々に出かけて行って慣らしていくわけです。

そして、平気であることを体感しながら、不安を減らしていきます。

自律訓練法

自律訓練法は、リラックスする方法です。

パニック障害の方は、無意識で緊張しているため、呼吸法やリラクゼーション法によって体をリラックスさせていきます。

民間カウンセリングでの克服

2)の民間カウンセラー/セラピストは、私自身がこちらに当てはまります。

薬物療法は行えません。心理療法(セラピー)だけです。

私が使っている心理療法はEFTマトリックス・リインプリンティングというものです。

不安障害には特に高い効果を持ち、認知行動療法よりもはるかに高い効果を実感しています。

パニック発作時の恐怖と予期不安を和らげるのに効果的です。

私のセッションではどんな克服法を行っているか

私のセッションではどういうふうな克服法を行っているかを書きます。

パニック発作の恐れを取る

パニック障害の方は、パニック発作の恐れが強いため、まずはパニック発作への恐れを取る必要があります。

まずは、正しい知識を得ていただくことが大事です。

パニック発作は身体の危険はないということを知るだけでも不安は少なくなるでしょう。

そして、パニック発作が起こった時の対処法を知っておく必要があります。

これを知っておいて、実際にパニック発作が起こったときにやってみて効果があれば、コントロール感を身に着けられるので安心感が増します。

パニック発作の恐怖など下記の4つを癒す

その人の症状や状態によって、セッションのやり方は異なりますが、基本的には次のことを癒していきます。

  • ①パニック発作時のつらい記憶
  • ②パニック発作の原因となったストレス
  • ③次のパニック発作を恐れる予期不安
  • ④ある場所に出かけることを恐れる広場恐怖

すべて重要なのですが、見逃しがちなのが②パニック発作の原因となったストレスです。

パニック障害の症状だけに目を向けがちですが、そもそもパニック発作になったのは、すでにストレス過多であったからです。

追加的なストレスでパニックになったと考えられ、そもそもストレスを溜める原因になったところまで切り込んでこそ、本当の意味で再発を防げます。

使うセラピー

①~④はEFTやマトリックス・リインプリンティング(MR)というセラピーテクニックを使います。

①であれば、パニック発作時に起こったネガティブな感情をEFT(MR)で解放します。
すると、パニック発作のことを思い出しても平気になります。

②は、ストレス源をトークセッションで探すことが大前提ですが、ストレス源の解消にもEFT(MR)を使います。

③の予期不安は、パニック発作が起こる不安や恐れを、EFT(MR)で解放します。
すると、予期不安がぐっと減ります。

④の広場恐怖は、予期不安が減るとかなり低減されます。
まだ残っている不安・恐怖を丁寧に拾っていき、EFT(MR)で解放します。

「死ぬかもしれない恐怖」
「人に見られるのが恥ずかしい」
「病気である自分はダメな存在だ」
「治らなかったらどうしよう」
「また突然発作が起こるのが恐い」
「人前で発作が起こるのが耐えられない」

など、一概に不安といってもいろんな要素があり、一つずつ不安の感情を流していきます。

EFTやMRは感情を解放することについて、極めて効果的なテクニックです。

①~④をきちんと癒せば、パニック障害は克服できる可能性が極めて高いです。

EFT/MRを使えば克服期間を短縮できる

パニック障害は医療機関で治療に2~3年かかるといわれていますが、EFTやMRを使えば、かなり短縮できます。

とはいえ、さすがに1、2回のセッションで克服を期待するのは無理があり、超短期で克服できる方法ではありません。

また、症状が重く、パニック障害の期間が長いほど、克服までに時間がかかります。

うつ病や他の不安障害が併発している場合は、そちらの克服も必要なので、その分時間がかかります。

パニック発作が起こったときの対処法

パニック発作が起こったときの対処法は、こちらで無料配布しているPDFが役に立ちます。

不安な気持ちやパニック発作への対応方法、エクササイズ
作成者:下田屋寛子さん

パニック障害克服のオススメセラピスト

カウンセラー/セラピストの下田屋寛子(しもたやひろこ)さんのサイトです。

下田屋さんは、自身が過去に10年以上パニック障害に苦しめられていました。

下田屋さんも私と同様、溝口あゆかさんからカウンセリングを学び、EFTやマトリックス・リインプリンティングを使ったセッションをしています。

パニック障害に関しては、私よりも経験が多く、彼女のセッションはとてもオススメです。
自信を持ってオススメします。

また、「一般社団法人ハートレジリエンス協会」を溝口あゆかさんと並んで中心となって活動されています。

被災者の心のケアの支援活動などをされています。

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ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら