強迫性障害の克服法(薬物療法)

薬物療法とは

薬物療法は薬によって強迫観念自体を抑える治療法です。

強迫観念の衝動を和らげる効果があり、強迫行為を行う衝動も減ります。

薬物療法」のページもご参考ください。

強迫性障害の治療で使われる薬

心の病気に使われる薬は大きく2つあり、抗うつ薬と抗不安薬があります。

強迫性障害の治療では抗うつ薬が処方されます。

SSRIという種類の抗うつ薬が効果を認められています。

SSRIはすぐに効果が現れず、効果が現れるまで2週間~2か月程度かかります。

SSRIは副作用が比較的少ない薬ですが、吐き気や眠気、のどの渇きなどの副作用があります。

強迫性障害の治療では、SSRIの量を最大使用量まで増やさないと効果が出ないということが特徴です。

薬物療法のみの医療機関も多い

薬物療法と心理療法の2つを併用するのが一番主流な方法となっていますが、曝露反応妨害法を提供できる医療機関は限られています。

そのため、薬物療法しか提供していない医療機関もあり、薬物療法のみで治療している患者も多いようです。

曝露反応妨害法はかなりハードな治療法となるため、薬物療法のみの治療を選択する患者もいます。

薬の注意点

薬によって症状が緩和した場合でも薬の服用をすぐにやめてはいけません。

再発を防ぐためにしばらく飲み続ける必要があります。
薬物療法は1年間は続ける必要があるようです。

薬物治療中はアルコールを飲むと副作用が出やすいため、治療の間はお酒は飲まないようにする必要があります。

薬物療法の効果

薬物療法の効果ですが、60%程度に症状の改善が見られ、半分程度に減るようです。

また、SSRIを服用して3か月後、症状は平均で1/3程度減ったという報告があります。

完全な治癒ではないので、がっかりするかもしれませんが、それでも症状が減るというのは悩まされている人にとっては大きいものです。

症状の改善が見られないときは、別の薬を処方されます。

薬物療法の欠点

薬物療法の欠点は副作用もありますが、服用をやめると症状が再発することです。

服用をやめた人の半数が数か月後には症状が再発しています。

薬には必ず副作用があり、薬に頼らずに克服できるのならそれに越したことはありません。

曝露反応妨害法のみのほうがよい!?

薬物療法と曝露反応妨害法の併用が、効果が高いと言われていますが、その場合でも薬の服用をやめた後に再発することがあるため、それならば、はじめから薬物療法なしに曝露反応妨害法のみを行うべきだと考えている専門家もいます。

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よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら