強迫性障害の種類

強迫性障害の種類

強迫性障害の種類(一覧)を下記にまとめました。

詳細は、各ページに詳しく書いています(随時作成していきます)。

強迫性障害と恐怖症の違い

多くは「○○恐怖」と書いていますので、恐怖症の一つに分類されることもありますが、恐怖症と強迫性障害は全く違います。

恐怖症は、ある対象が恐いのですが、その対象に常に悩まされているわけではありません。

高所恐怖症のように、高所に行くことや高所に行くことを考えると恐怖が出ますが、それ以外では恐怖は起こりません。

しかし、強迫性障害は、強迫観念と強迫行為がセットになったもので、不安思考とそれを打ち消すための強迫行為(強迫儀式)に悩まされるものです。

恐怖症よりも強迫性障害のほうが圧倒的に日常生活で困ることが多いでしょう。
原因も複雑な分、克服までに時間も要します。

強迫性障害の種類(一覧)

種類 内容
確認行為 外出時に家の鍵や窓を閉めたかどうかが気になり、何度も繰り返し確認作業を行わないと気が済まない。
家の鍵だけではなく、ガスコンロのスイッチを切ったかどうかや、財布のお金やカードなどの持ち物がなくなったかどうか、水道の蛇口がきちんと閉まっているかどうかなど、対象は多岐に及ぶ。
不潔恐怖
不潔強迫
不潔恐怖症や潔癖症とも呼ぶ。通常の範囲を超えて汚染が気になる。
バスのつり革につかまることや特定の他人と触れること、公共のトイレが使えないとか、レストランでの食器やコップの衛生状態が気になって使えない、他人が触ったものを汚いと感じ使えないなど、そのために日常生活に大きな影響を及ぼす。
不潔に思う思考自体に罪悪感を感じることもよくある。
汚染されたと感じたら、何度も何度も手を洗ったり、汚染されたものを消毒しなければ気が済まない。
疾病恐怖 自分ががんやエイズなどの特定の病気にかかっていることを心配し、繰り返し検査を受ける。エイズであれば、HIV検査で陰性であったとしても不安が拭い去れない。
また、血液感染を心配するため、血液を異常に恐れたりする。
加害恐怖    自分の不注意で他人に危害を加えてしまうのではないかという恐れにとらわれる。
車に乗っていて、普通に起こるちょっとした衝撃や人が見えただけで人を引いてしまったのではないかと不安になり、確認し、また確認を繰り返す。
赤ちゃんを見ると、赤ちゃんをつかんで投げ飛ばしてしまったり、どこかに当たって落っことしてしまうような不安にとらわれてしまうなど。
被害恐怖 自分で自分のことを傷つけてしまうことや、自分以外の何かが自分に危害を及ぼされることを異常に恐れる。
鋭利なものを異常に避けるなど。
不完全恐怖 ものが順序通りに並べられていなかったり、左右対称になっていないと不安になる。
また、服を着る順番などを必ず決まった順序で行わないといけないと感じ、間違うと最初からやり直す。
縁起恐怖
縁起強迫
自分が宗教的、道徳的に反した行為をしてしまうこと、考えること、言ってしまうことを恐れる。または既にしてしまったのではないかという恐れ。
ある特定の行為を行わないと自分や他人に病気や不幸が起こるという強迫観念にとらわれ、特定の強迫行為(儀式行為)を行ってそれを回避しようとする。
数唱強迫 4や9などある数字が不吉に感じられ、どんな行為もその数字の回数になることを避ける。ある動作をするとき、同じ言葉を決った数だけ反復しないと行動に移れない。
強迫的溜めこみ ①物を集めすぎる。②物が整理できない。③物が捨てられない。この3つの基準がすべて当てはまる。自分が自分の持ち物に支配されてしまう。
自殺恐怖 自分が自殺してしまうのではないかと異常に恐れる

次は強迫性障害の克服法を見ていきましょう

強迫性障害克服法

2015.07.30

ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら