恐怖症の克服法(薬物療法)

薬物療法とは

薬物療法自体の説明については、こちら「薬物療法」のページをご覧ください。

特定の恐怖症は薬物療法はあまり用いない

恐怖症でも、対人恐怖症(社交不安障害)ではSSRIや抗不安薬が処方されることが多いですが、特定の恐怖症に関しては、薬物療法よりも曝露療法での治療が一般的です。

但し、広場恐怖症に関してはパニック障害との関連もあり、薬物療法が主流になります。

特定の恐怖症に関して、薬物療法が一般ではないのは、あまり効果がないことが分かっているからです。

なぜ薬物療法が効果がないか

たとえば、高所恐怖症の場合、高所に登らない限りは、何も問題がありません。

それなのに、抗うつ薬や抗不安薬を処方しても、副作用の方が目立つだけです。

日常生活で問題がなければ、抗うつ薬を服用するのは害にしかなりません。

薬物療法が役立つケース

薬物療法が役立つ状況は、事前に恐怖の対象に向き合わざるを得ないことが分かっているときです。

たとえば、飛行機恐怖症の人が海外に出張に行かざるを得なくなったとします。

その場合、飛行機に乗る前に抗不安薬を服用して、乗っている間だけ不安をコントロールするのはとても有効でしょう。

大きく二種類ある薬

薬物療法のページに詳しく書いていますが、薬物療法では薬は、抗うつ薬と抗不安薬があります。

抗うつ薬は、遅行性で長期(数年)にわたって定期的に服用するものです。

抗不安薬は、即効性で短時間の感情を抑える頓服薬(必要に応じて飲む薬)です。

特定の恐怖症では抗不安薬を用います。

事前に予測できるときだけ薬物療法が可能

雷恐怖症などは、いつ雷が落ちるか予測できないため、事前に抗不安薬を飲むことは無理です。

雷が鳴り始めてからでは遅いです。

なので薬物療法が使えません。

そのため、恐怖の対象に向き合うことが予期できる場合にのみ、抗不安薬を服用することは有効でしょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら