対人恐怖症の症状

対人恐怖症とは

対人恐怖症とは、対人関係で恐怖が生じ、人づきあいに問題が出てしまう症状です。

あがり症とも呼ばれますが、一般的にあがり症は大勢の人前で話すことに対する恐怖を指します。

対人恐怖症は「社交不安障害」または、「社会不安障害」「SAD」という名前で呼ばれることもあります。
意味はほとんど一緒ですが、人によっては分けて使っている人もいます。
このサイトでは「対人恐怖症」という名前で呼んでいます。

対人恐怖症にはさまざまな種類があります。対人恐怖症の種類をご参考ください。

たとえば、他人の視線が気になる「視線恐怖症」や人前で話すことに異常な緊張が起こる「あがり症」や自分の身体や外見を醜く感じる「醜形恐怖症」や男性が恐い「男性恐怖症」、女性が恐い「女性恐怖症」など、さまざまなタイプがあります。

他者が関わることが特徴

対人なので他者が必ず関わってきます。

他者から悪い評価を受けることや恥をかくことを強く恐れ、それが身体症状に現れます。

他者からの評価を気にするのは、実は無意識に低い自己価値があることが根本的な原因となっているケースが多いです。

対人恐怖症の症状

対人恐怖症の症状は次のような症状が見られます。

動悸がする、赤面する、手足が震える、汗をかく、緊張する、声が変わる、頭が真っ白になる、息苦しくなる、めまいがする、尿意、口の渇き、パニックなどの症状が現れます。

こういった不快な症状を避けるために、原因となる状況を避けるようになります。

たとえば、人と会うことを避ければ、引きこもりとなってしまいます。

女性の方で男性恐怖症の場合は、男性と接することを避けるので恋愛や結婚に支障が出ます。また、仕事にも大きな支障が出るでしょう。

症状が軽いものであれば、そこまで避けなくてもすむので日常生活にも大きな支障は生じません。

たとえば、人と話すのが苦手だけれど、避けるほどでもないとか、人前で話すのは苦手だけど、頭が真っ白になって話せないほどではないとかです。

その場合は、特に対策をしなくてもよいかもしれませんが、何かをきっかけに症状が重くなることもあります。

症状がもう少し重くなると、緊張し、動悸がするなどの症状が出てきます。

症状が重ければ重いほど、この症状が強くなります。

極度に重くなると、知らない人がそばにいるだけで苦しくなります。そうなると、人と会うことができなくなるので引きこもりになってしまいます。

働けなかったり、社会生活が営めないので、生きる楽しみがぐっと少なくなります。

私の経験

軽い対人恐怖症

私自身も軽い対人恐怖症の症状を持っていました。

具体的には、複数の人との食事会や、知らない人と話すこと、複数の女性と話すことが苦手でした。

動悸やめまいなどの症状は出ませんでしたが、緊張はしていました。

苦手意識が強く、そういう場が嫌いで、できるだけ避けました。

会社の食事会はとても嫌でしたし、知らない人と話すのが嫌なので新しい場に行こうとしませんでした。

すると、同性の友人や異性の友人、恋人との出会いのチャンスも必然的に逃しがちでした。

また、仕事面や遊びの面でも消極的にならざるを得なかったと思います。

人見知りは別に何も悪いことはなく、全く問題ないのですが、元々の性格としてきちんと受け入れている場合は「恐怖」にはなりません。なので、内向的でも人の場を避けるわけではありません。
しかし、「恐怖」から人見知りであれば、対人恐怖症であり、恐怖のために人の場を避けてしまいます。
そのため、支障をきたすわけです。
ちなみに対人恐怖症を克服するとは、元々の資質や性格を変えることではありません。内向的な性格を外向的な性格に変えるわけではありません。
恐怖から人を避けることを克服するということです。

症状が重い方はもちろんのこと、軽い方でも克服できるのなら早いうちに克服しておくに越したことはありません。

重度のあがり症

私の場合、症状がひどかったのはあがり症でした。

30代半ばまでは重度のあがり症で、人前でうまく話せる人がうらやましくて仕方がありませんでした。

私の中で一番劣っていて、最も嫌だったことが人前で話すことでした。

一言の自己紹介をするだけで緊張しまくって、何を言っているのか分からなくなるくらいでした。

なので、できるだけ人前で話す機会を避けてきました。

しかし、仕事上どうしても避けられないこともありました。

そういうときはひたすら練習しました。

たった1分話すだけだったのですが、2~3時間練習しました。

これはあがり症じゃない人には分からないかもしれませんね。

人前で話すことを想定すると緊張して、記憶もできないのです。

たった少しのフレーズすら覚えられません。

それだけリハーサルをしても、本番では練習通りに話せず、自己嫌悪に陥ったものでした。

しかし、今ではそれも克服し、大勢の人の前でセミナーをしたり、話すことを仕事の一つにしています。

あがり症を克服していなければ、今の仕事はできなかったかもしれません。
それほど私にとっては意味があることでした。

私の経験や多くの方をサポートした経験から、あがり症は克服できると言えます。

次は対人恐怖症チェックです。

対人恐怖症チェック

2015.07.25

ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら