適応障害の治療(克服)法

適応障害の治療(克服)法

適応障害は、外部環境にうまくなじめないことで生じる心のトラブルです。

そして、原因となるストレスがなくなると速やかに回復します。

抗うつ薬などは効果的ではない

そのため、症状として生じている「うつ」などを抗うつ薬で対処することは効果的ではありません。

外部環境が変わらなければストレスはなくならないからです。

ストレスによって生じた何らかの心理的葛藤を薬物療法で解消することはできません。

適応障害治療(克服)のための3つのアプローチ

克服のためのアプローチの方向としては3つあります。

  • 1つは、その環境の中で、問題解決を目指すやり方です。
  • もう1つは、ストレス耐性を高めてその環境で支障なく生活できるようにもっていくやり方です。
  • 最後が、合わない環境からできるだけ早く離れて、その人に適した環境に移ることで、新たな環境での適応を図ることです。

通常は、1番目、2番目を行い、不適応を克服するという方向で支援し、どうしてもうまくいかない場合は環境を変えるという方針に切り替えます。

例えば、学校のクラスになじめず、いじめを受けていて適応障害になった場合、いじめを解消させるのが1番目のアプローチであり、いじめに対処できるようにするのが2番目のアプローチで、転校して新しい環境に移るのが3番目のアプローチとなります。

簡単に環境を変えられる場合なら問題は大きくないのですが、会社とか学校などはなかなかすぐに変えられません。

また、あまりに安易に環境を変えていても、困難や試練を乗り越える力が身につかなくなります。

そのため、基本的には1番目、2番目のアプローチが重要になります。

第三者の力を借りることが大切

問題を解決するには、自分一人では難しいことが多いです。

自分一人で解決できるのであれば、そもそも適応障害になりません。

そこで重要になるのは、第三者の力を借りることです。

学校であれば、先生や親、会社であれば、上司や同僚の力を借りることが重要ですが、なかなか第三者の力を借りられない人も多いです。

借りられない性格だから、適応障害になっているともいえるかもしれません。

他人の力を借りることができるようになることも、適応障害の克服に重要なことです。

適応障害は早期対応が重要

適応障害は早い段階で適切な手を打つことが重要です。

長引かせて、うつ病になると、克服までに多くの時間を要することになります。

早めにカウンセリングを受けることをおススメします。

私が行っている適応障害の克服法

個人によってケースバイケースですが、私のセッションでは下記のことを行っていきます(一部あるいは複数)。

  • ストレス因子をヒアリングし、その環境下で問題解決できない理由、心理ブロックを探り、それを解放するワークを行う
  • ストレス因子に対して強いストレスが生じる原因(思考パターンなど)を探る
    同じストレス因子があっても人によって受けるダメージは違う。ここには何らかの個人的な原因がある
  • 原因がネガティブな思い込みにある場合は思い込みを緩めるワークを行う
    例)私は無力で誰も助けてくれない、私が悪いのだから仕方ない
  • 他人に助けを求めることを妨げている原因を探り、それを解放するワークを行う
  • 一時的な休養を取るうえで休むことを妨げている心理ブロックを緩めるワークを行う
    例)がんばらなければいけない、役に立たなければいけない、何もしていない自分は価値がない、など
  • ストレスに直面したときに起こる精神的、身体的症状を一時的に和らげるワークを習得してもらい、都度実行してもらう
  • 慢性的ストレスによって蓄積された感情(かなり溜まっています)をEFTやMRなどで解放し、心身症状を和らげる。

セッションでやっていることは、その人を一番苦しめている要因を探り、それから、そこに一番大きな影響を及ぼしているものを見つけます。

そして、そこを解消できるようなワークを行います。

通常、原因は複数あるものです。

その中で一番大きな原因となっているものを特定するスキルはカウンセラーの力量によります。

そこからアプローチしたほうが効果は大きいのは当然です。

カウンセリングセッションを通じて目指すところ

セッションを通じて、心身症状を和らげ、ストレス耐性も上がり、今後は同じようなことが起こっても自分で対処できるようになり、生きやすくなります。

適応障害の克服プロセスを通じ、より自分らしくいられるようになります。

心理的ストレスは何らかの葛藤によって生じるからです。

自分が心地よい選択、行動、生き方ができているときストレスは生じません。

何らかの状況が起こり、それができなくなって葛藤が生じ、苦しみが生まれます。

私のセッションでは、状況に関わらず、自分が心地よい選択、行動、生き方ができるような方向を目指します。

ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。得意分野は不安・恐怖の悩み(不安障害、対人恐怖症、あがり症、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど)、人間関係(恋愛・家族・職場など)の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。公式ブログで分かりやすくこころの仕組みを説明している(無料オンライン講座アリ) プロフィールの詳細はこちら